野歩きノート

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風に吹かれた答えを探して

ジムグリ

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30〜40センチほどの小さいヘビを見つけました。
肉眼では模様がはっきりせず、同行者にちょっといいコンデジで撮ってもらった写真がこれ。
ジムグリで良いでしょうか。
ネットで検索すると"珍しい"とか"幻の"とか出てきます。
地元の公園で見かけるとは思いませんでした。

地面に潜ってネズミやモグラを捕食するから"ジムグリ"。

気にして見ていると、案外身近にいろんな生き物がいることがわかってきて、どんどん楽しくなってきます。

ヘビも結構素早くて、いつもデジカメをあたふた操作している間にヤブに入ってしまうのが残念です。

子供の頃住んでいた団地の芝生では時々アオダイショウやマムシを見かけましたから、その2種はだいたいわかります。
マムシは頭の形が三角形で、独特の模様があるので覚えました。
アオダイショウはしっぽを掴んで遠くへ投げる。
マムシは、二股に別れた木の枝で首元をガッ!と押さえて、しっぽを掴んだら噛まれないよう空中でぶんぶん振り回しながら運んで、遠くへ投げる。

それ以外だとシマヘビとヤマカガシをぼんやり知っているくらいでしたが、実は8種類くらい押さえておけば、日本(沖縄と島しょを除く)で見る可能性のあるヘビはほぼ網羅なのだそう。(南の島々にはハブとかヒメハブとか色々28種類もいるそうです。)

たった8種類! おお、覚えますとも!

この中で毒があるのはマムシとヤマカガシだけですね。

子供の頃にカラスヘビと教わった黒いヘビは、シマヘビの黒化型だとか。
気性が荒いらしく威嚇してくるので、危険なヘビだと思っていましたが無毒でした。

ジムグリは、調べてみたら我が県のレッドデータブックに "NT"(準絶滅危惧)と載っていました。
そうなのか…。そもそもヘビという生き物自体をあまり見ない気がします。
私は転入して来たのでこの土地の昔の様子は知りませんが、もともと少ないのでしょうか、それとも減ってるのでしょうか。